今日の西武-ヤクルト戦が凄まじかった件
つっても9回からしか見ていません。でも凄かった。
でもこれだけは言える交流戦最後の試合として、これ以上無く相応しいものだったと。
9回表、1点ハインドの昨年の王者西武を前に立ちはだかるのはヤクルトの守護神、林昌勇。ここまで未だ防御率0。この投手は今年のWBC決勝の敗戦投手でもあります。要するにイチローが決勝打を打った相手のあの投手。
去年は正直普通の外国人選手程度にしか認識していなかったのですが、今年のWBCでもかなり鋭い球を投げていて、まさかと思ったらシーズンに入ってもこの出来。僕が今まで見た守護神たちの全盛期の最大風速は佐々木、岩瀬、藤川、ウィリアムスあたりが最強だったと思っているのですが、イムも既に同格かもしれません。ぶっちゃけ瞬間最大風速だけなら既に高津を越えて、ヤクルト史上最強の守護神では無いかというものがあります。曲がりなりにもWBCで準優勝のチームのストッパーの座を途中で奪い取った実力はあるのだ、と。去年までの実績を考えれば少し不思議ではあったくらいの選手でしか無かったのに。
ヤクルト自体も近年弱小チームだったはずが、今年になって急に強くなっていて今までとどこか違うものを見せてくれています。やっぱり集中力が違う。
一方西武は、というと25年連続Aクラスという常勝チーム。2007年に途切れたものの、去年は優勝し、やっぱりこのチームは強いのだと実感させてくれました。走攻守のレベルが高く、集中力も楽天の比では無い。しっかり練習してるんだろうなーと思えるチーム。
で、いつものように前置きが長いわけですが、今日は西武vsヤクルト9回表4-5だったわけです。超緊迫した展開。
失策やら長打でピンチを招き、さらに連続四球で1点与えて同点。満塁で迎える打者は4番中島。。。とこれだけしか書かなければ西武の勝ちしか想像出来ない試合展開。しかし実際はそうでもないのです。
というわけで少し詳しく。
1人目の打者、GG。エラーで出塁。代走三浦。
2人目、佐藤、3人目大崎。イムが150キロ前後のキレのある直球やら鋭い変化球をキッチリコースに突いてたので成すすべも無く打ち取られる。
4人目、上本。相変わらずサイドから鋭い直球、変化球をコースに投げ込んでばかりなので試合終了かと思ったところでストライクからボールに外れていく鋭いフォーク。スイングの動作に入っている上本。ゲームセット。次はどこの試合見ようかなーと言うところで無理やりバットをおっつけてヒット。タイムリーツーベースに。これで同点。
5人目、片岡。ほぼ全球ストライクと取られてもボールと取られてもおかしくない際どいコースにボールを投げ込んだ結果、四球。
6人目、栗山。ここで崩れるなり、コース狙いを諦めてど真ん中に投げるなりすれば並の守護神に過ぎなかったかもしれない。相変わらず際どいコースにナイスボールを投げ込んだ結果、栗山の粘りもあって四球。
7人目、3番中島。ツーアウト満塁で今日2本のホームランを放っている打者。WBCメンバーでもあり、現在日本最強のショートストップかもしれない人。同点で満塁なので歩かせることも打たせることも出来ない状況で今日もっとも当たっているこの打者に。
一方イムは1点取られたものの、「今日も未だに一度も芯で捉えられていない。」
誰も芯に当てることの出来なかった一方、四球は出している今日のイムを見れば素人目にもっとも有効な狙いは四球待ちかとも思いました。
ただ、それでも中島は果敢に振りに出て、この日初めてイムのボールを芯に当て、ライト前へ。逆転・・・と思いきやヤクルトのセカンドの田中のダイビングキャッチ。
9回裏の時には「ブルドックがですね、…(中略)…えっとブルドックなんですよ」とか何が言いたいのかサッパリだった解説の達川さんもこのときばかりはキッパリと「この9回表は今年最高の名勝負でした。交流戦最後を飾るに相応しいです。」と言っていました。
そのあとで続けて「えーこんな素晴らしい試合はどちらが勝ってもファンにも納得してもらえるんじゃないでしょうか?雨が、えー雨が降って引き分けにでもなったらいいんですよ!」とよく分からないことを言って台無しにしてたけど。
そして9回裏。ワンナウト満塁で福地。セカンドへの少し難しい打球をバックホームするも、送球がわずかにそれて川本の好走塁に間に合わずにサヨナラ、という9回表の西武の怒涛の攻めを凌ぎ切ったヤクルトがそのまま勝利を決める展開でした。
んもー防御率0点のバケモノ相手に粘って粘って、綺麗では無いヒットやら四球やらで追い詰めて、その上でトドメにそのバケモノから綺麗なヒットを打ったかと思えば敵はそいつだけでは無く、好守によって阻まれる。これぞ野球なんですよ!確かに交流戦最終ゲームとしてこれ以上無い試合だったよ!こういうのが見たかったんだよ!こういうのがあるから野球好きってのはやめられないんだよ!
あのイムの球筋の美しさ、力強さ。それをさまざまな角度から攻め立てる西武。イムを攻略しても好守によりヤクルトを攻略出来ない。こんな好ゲーム滅多に見られないですよ!
見てください。この鋭く落ちる球を。それに追いつけてツーベース打っちゃうこのバッティングを。ええ、写真じゃ全然分からないね。
最近生活リズムの乱れから、朝に寝るように、昼に寝るように、ついに夕方に寝るようになって野球をあまり見れていなかったのですが、やっと夜に戻る生活になりました。体内時計25時間は真実らしく、ついに1周しました。あーこのタイミングで1周して良かったwwwwww