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ドラフト会議から始まる恋

緊張していた。
今日はプロ野球ドラフト会議。おれは史上最多の12球団からの指名が予想され、昨日は寝付けずに水ばかり飲んでいた。おかげで少しお腹が痛い。
春・夏の甲子園の出場回数は6回。エースとして、4番としての責務を全うして全てで優勝の栄冠を獲得した。
170キロのキレのある直球と三段に曲がるスライダーが持ち味の投手であり、高校通算200本塁打の強打、1試合15盗塁の記録保持者、スタンドへ飛び込むライナーをマウンドから走っていってボールに追いつき、キャッチするほどの瞬発力と守備力を持ち、プロ入り後は投手か野手どちらでやるのかも注目されている。
12球団全てが外れる可能性の圧倒的に大きい賭けに出ることが既にほぼ確定しているが、自身は指名された球団に行くつもりだ。またメジャーへの興味は薄く、日本で活躍することしか考えていない。
…そんな俺は今学校へ向かって歩いていた。マスコミが常に張っている自宅や学校では平穏からほど遠く、心休まるのは登校の20分間くらい。もはやトイレすらおちおちしていられない。
「こんなに騒がしいのは今日までなのかな」
口に出した独り言が当たっていることを心から望む。プロ入り後もそれなりに不自由な生活になるだろうが、今ほど常に心休まらないのは今日が最後だろう。いや、そうであって欲しいところだ。。。
そう考えていると、いつの間にか川原に足が向かっていた。そういえば子供の頃はよくここで野球したっけ・・・ぼんやりしながら土手に腰を下ろす。
決してレベルは高くは無く、自分のレベルについて来られる選手は1人もいなかったが、記録のことで騒がれることも無く、マスコミに追い掛け回されることも無く、一番楽しく野球をしていた時期かもしれない。
無意識にこの場所に足の向いた自身に苦笑した。内心今の生活に疲れてるんだな・・・

「あれ?なちゅくん?」

見上げると隣に女子高生が立っている。どこかで見たことあるような・・・

ビュッ

ふいに風が吹いた。スカートが捲りあげられる。キャッとか言いながら女子高生はスカートを抑えていたが、パンツはしっかり拝ませてもらった。
真っ赤になって少し俯きながら女子高生は口を開いた。「は、ハハいい天気だね。君なちゅくんだよね?久しぶりに会ったけど凄い選手になってるんだね!あ、私のこと覚えてる?ホラ、昔ここで」
「しましま」
「え?」
「縞々のパンツ」
「え?・・・・え?」
「縞々のパンツ、見えてるぞ」

突然の風に吹かれてスカートが捲りあげられたことに動揺し、女子高生は突然早口で語りだしていたのだが、腰を下ろしている俺の真横で立っていると当然パンツが丸見えなのだ。灯台下暗し。風なんか吹かなくてもパンツは見えている。

「み、みみ見た・・・の?」
「バッチリ」

パンツで思い出した。昔ここで野球してた頃、ドジな女の子がいたっけ・・・。馴れ馴れしい奴だと思ったけど、こいつはあの時の・・・










こんな感じのことを毎年妄想してます。そろそろ指名されねーかなあ。そんで久しぶりに会った幼馴染(美少女)とか登場しねーかなあ・・・